アルコール依存症とAC

自分を過小評価しないで、また過大評価することなく、ありのままの自分を受け入れてくださいますように宜しくお願いします

酒かギャンブルか二者択一を迫られた

キャバクラ通いは続きました

酒は好きでしたし、女性と話すのも楽しいですから

でも麻雀通いが増えました

近所に行きつけの居酒屋さんの常連さんが麻雀好きで、近くのフリー麻雀屋を紹介してくれました

なかなか感じのいい店で麻雀を打っているお客さんも感じのいい人ばかりでした

場所によりけりですが、フリー麻雀屋は柄が悪いお客さんが出入りしてます

時にはやくざ風も珍しくないです

お金が掛かってますから、人間の本性が出ます

トラブルも多いのです

近所にいいお店が見つかったと週に3回は通うようになりました

ただ僕のいけないのは、必ず酒が入ってました

飲んで酔ってはお店に入り、またそこで麻雀しながら飲んでました

はっきり言って負けます

麻雀は頭を使います

酔っては勝てません

自分には分かっていたのですが、飲酒が既に常習化してましたので、素面で麻雀することができないのです


他のお客さんやお店の人に注意されたことがありますが、お酒が止まりません

他の麻雀屋さんなら出入り禁止になるでしょうが、僕の時代には麻雀は廃れ掛けてました

余りお客さんが入ってこないのです

麻雀は4人揃わないとゲームができません

そこの店は一卓を囲むのが精一杯な状況でした

しかも行きつけの居酒屋で飲んでいると、麻雀屋さんからの誘いの電話もありました

嫌がられているが、負けてばかりでお金を払ってくれる上質のお客さんだったからでしょうね

更にいけないのは夜中の2時まで麻雀をしていることがざらでした

仕事は完全に二日酔いと言うかまだ酒が完全に残っていて、寝不足です

仕事に穴を開けるようになりました

それどころではなく、朝起きれなくなって当日欠勤や無断欠勤も増えてきました

酒飲んじゃ麻雀で負けてばかりで、とうとう消費者金融に手を出してしまったのです

勤務態度は悪くなり、同僚や先輩から口も聞いてくれなくなり、会社では自分の居場所がなくなりました

社長に呼び出され

「俺も酒や麻雀は好きだ。お前の気持ちは分かるが度を越している。麻雀だけは辞めろ」

と優し過ぎる社長ですが、その優しさを汲み取ることもなく、反省の色はありませんでした

「誰だって飲みすて仕事でポカをしたり、借金のひとつぐらいはあるさ。人の事を言えた義理か」

「何で自分だけが説教されなければいけないんだ」
と自分の非を全く認めません

自分の問題に目を向けないとその問題は更に深刻化してきます

カードローンが限度枠になり、借金できなく利息を払う状態が続きましたが、酒は飲みたい麻雀したい

会社から前借りをしたり、麻雀屋さんの負け分はツケになりました

更には先輩からお金を借りたりしましたが、貯まる一方で一向に返済せず

「もうあいつには金を貸すな」

と社長からの通達があり誰からもお金を貸してくれません

麻雀屋さんの借金もどんどん膨れ上がり、カードローンの利息を払うのが難しくなってきました

月末家賃を払ったら、もうお金がありません

自分が身動きできなくなったある日に麻雀屋から呼び出されて

やくざ風の人が出て来て

「〇〇〇〇さん、この帳面を見て下さい。
これだけこのお店に借金があるのです。
あなたこの借金をどうするつもりですか?
まさか負けた分を麻雀で取り戻そうと思ってませんか?」

と一見声は優しく思えましたが、眼光は鋭く

映画で見る借金取りのシーンを思い出すような状況でした

僕もこれ以上借金を重ねる訳はいけない

でも自分ではどうしたらいいのか分からない

でもこれ以上麻雀をする訳にはいかない

結局はもうこのお店に立ち寄らない

借金は月々働いた金から5万円づつ返すことでけりが付きました

これと同時に会社を退職しました

クビと言われるくらいなら、自分から潔く辞めた方がいいと思って

会社の前借りや友達からの借金も退職金で賄いましたが、家賃の更新料も払えなくなり、アパートを退去せざるを得なくなりました

軽くお酒を煽って実家に電話して

「親父、会社を辞めることになった。お金がない、アパートを今月一杯で出ることになった。
実家に戻りたいが、いいかなあ」

と泣きながら親父に話しました

それからは賭け事は一切しませんでしたが、お酒は相変わらず止まりません

むしろ連続飲酒に拍車が掛かりました